解体時にストックして置いた古い引き戸、ガラス模様は付け合わせ・・・
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いいさよ~ よってけし!
解体時にストックして置いた古い引き戸、ガラス模様は付け合わせの上、かなりの重量。
そうだ、重量を逆手に取って、レールで上から吊って見ることにしました!
吊りレールとは洒落てるね!
古い引き戸とミスマッチかな???
初めての吊りレール
苦労して解体した納屋の真ん中の引き戸、恐らく母屋と同じ40年前のもの。
何回か窓ガラスを差し替えた形跡があって、寄せ集め感が否めない・・・
でも、逆に個性的かも・・・と淡い期待を持って、倉庫から出して来ました。
埃を払って、細部を確認すると、一部のガラスに隙間はあるものの、比較的重厚でしっかりしている。
これは再利用出来そう・・・
ということで、玄関横の以前は台所への内引き戸があった場所に、外引き戸を付けることにします。
用意したのは室内用の吊りレール。得意の中国製ですが、使い勝手は未知数です(笑)
建具後付けの難しさ
早速、いつも通り、説明書も読まずにレールを据え付けて見ます。
レールの固定ボルトはアンカー仕様。土壁にアンカーを打っても効く訳ないので、必然的にレールの位置は木枠に決まる。
レールの位置に合わせて、引き戸の加工に知恵を絞ります。
まず、引き戸の高さは1810mm、レール位置が2100mm、この差を適当な材料で合わせつつ、違和感がないようにまとめるのが腕の見せ所(笑)
とりあえず、その辺にあった樹脂材で車軸を固定し、稼働を確認します。
早速、右の車軸が、右の柱に干渉する。速やかにノミで加工して動線を確保します。
車軸が思ったより傾斜して、隙間が空くので、樹脂材と連結する引き戸のTOPを斜めにカットして引き戸と開口部が水平になるように微調整しました。
引き戸のレール側は決まったので、今度は下部の付け足しとベース枠を考えます。
ベース枠はこれも樹脂材を採用。
樹脂材と下のコンクリートが水平ではないので、引き戸をスライドしたときに片側が浮き上がります。
どうやって整えようか・・・
引き戸下部の連結部も樹脂材をチョイス。寸法を合わせてビスで固定します。
これで下部も決まったので、可動域を確認します。
土台の一部を下部の木枠の高さに合わせてカットし、引き戸と当たっても逃げて行く様に斜めに切り込みを入れておきます。
可動域は大丈夫そうなので、次は引き戸の木枠を整えます。
木枠になりそうな半端材を用意します。
課題の隙間は最小限に整いました
まずは、引き戸上部側の隙間を無くすように木枠を横に据え付けます。
引き戸を開けるとこんな感じ・・・
今度は引き戸の留め側の木枠、ここは隙間を無くすように敢えて、斜めに取り付けます。
短めの材を差し込むことで、斜め感を弱めて、手持ちの金具で固定して行きます。
最後に金具隠しの樹脂材を取り付けて、木枠は完成です。
全体を簡単に塗装して、稼働試験を繰り返します。
稼働試験は下部の樹脂材がちょうどいいスベリになって結果オーライでした。
さすが、おやじギャグでいつもスベってるだけある(笑)
室内から見ても違和感ないですね~
最後に内側から、あおり止めの金具を取り付けて、内鍵代わりにしましたよ~
建具の後付けは、可動性、防犯性、密封性の3つをいかに整えるかが難しい所。
事前にホームセンターで用意した部品も使えないケースが出てきます。
今回は吊りレールだけ用意して、後は手持ちの部品で何とか整いました。
現場ごとに建具の状況が変わるので、あまり参考にならないかも知れません。
マネされる方は自己責任でお願いしますね~
ほいじゃーね!
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