いいさよ~ よってけし! じっこくの空き家の申し込みをしてから、片付け及び引渡しに後、数か月かかりますので、そろそろ建物の構造について考えたいと思います・・
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昭和中期の建物の構造は・・
じっこくの空き家は築60年、土間にかまど、座敷にいろりといった戦後を象徴する日本家屋であります。(その1はこちらからどうぞ・・)
本来なら、床下や屋根裏をめくって家屋の構造を調べたいところですが、もう少し、契約に時間がかかりそうですので、博物館に行って予習して来ました!(ただの暇つぶしです・・・)
TOPと上の写真は東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」、実際にあった昭和の代表的な庶民の暮らしを建物ごと移築したテーマパークで大人も子供も楽しみながら家屋の構造を学習できるお勧めのスポットです。
在来工法の構造体を理解する
まず、構造部の名称が曖昧ではカッコ悪いので、下の写真で復習します!
聞いたことある名前が多いけどたまに混乱するよね!
①小屋梁(こやばり)・・・建物外周以外で上部荷重を下に伝えるための横架材。
②小屋束(こやづか)・・・小屋部分に使う場合、床部分では床束となる。
③母屋(もや)・・・垂木を直交して受ける材。
④火打梁(ひうちばり)
⑤桁(けた)・・・屋根を作る外周部の横架材。
⑥垂木(たるき)屋根を作るための斜め材。
⑦2階梁(にかいはり)
⑧大引き(おおびき)・・・1階の根太を支える横架材。
⑨床束(ゆかづか)、束石(つかいし)
⑩1階根太(いっかいねだ)
⑪通し柱(とおしばしら)
⑫土台(どだい)
⑬1階管柱(いっかいくだばしら)
⑭筋交い(すじかい)・・・耐震壁を作る斜め材。
⑮胴差(どうざし)・・・管柱の端部をつなぐ横架材。
⑯間柱(まばしら)・・・壁面材を張るための部材。
⑰2階管柱(にかいくだばしら)
構造部の柱をむやみに切ると大変なことになるよ!。
宮大工ではないので、釘やビスや補助金具を大量に使用すると思いますが、継手も学習しておこう!
中でも「かなわつぎ」「かまつぎ」「ありつぎ」はよく見ますね。本宅のパーゴラの桁は4×4材を「かなわつぎ」で継手してますが、加工に時間がかかるのが難点です。
継手は耐久性も期待できるけど手間がかかりすぎて、本当に必要な箇所しか施工できないな~
増築部は2×4工法を取り入れる
じっこくの空き家は構造体の傷みが激しい箇所があると予想できるので、部分的に柱や壁を取り壊して土台からやり直す場面があるはずです。そんな時は2×4工法を取り入れて素人施工でも融通が利くようにしたいですね!実は平成10年に2×4工法で小屋をセルフビルドしようと用意した下記の資料を掘り起こして見ました。柱の幅や間柱のスパンの規格が分かるので、これからセルフビルドを考えている人は問い合わせてみて下さい。
今の時代PDFのダウンロードで十分ですね。こちらからどうぞ!
じっこくの空き家の外観をイメージすると・・
まだ、ちゃんと契約していないのでじっこくの空き家の写真は大々的に載せにくいなぁ~、ぼかして全景だけ1枚使用します。(この程度なら大丈夫なはず・・)
間取りは2階部分、平屋部分、離れトイレ、倉庫といった感じです。すべての屋根、外壁は張替え前提ですので構造体を見てから、施工のパターンが臨機応変に変えられるように予習しておかないとね!!
いろいろ具体的になると楽しいな~、ほいじゃーね!
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